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そんな在日ビルマ人“ロック・シーン”で、ひときわ目を引くのが、この「BLACK ROSE」です。
結成は1993年。バンド名を「RIVER」から「BLACK ROSE」に変えたのは、1997年。リーダーの交代を機に、大河エーヤワディをさす「RIVER」からの改名が行われました。そこには、在日ビルマ人社会で、黒い薔薇(BLACK ROSE)へのように「稀有で目立つ存在」となりたいという心意気が込められているそうです。その後若干のメンバー交代を経て、現在に至っています。現リーダーはドラムスのミャットゥー。キーボードのネーチーと共に結成当初から所属しているオリジナルメンバーです。
そんなBLACK ROSEは、日本でプロのミュージシャンとして活動しているわけではありません。しかし、結成以来10年にも及ぶ音楽活動とその音作りの追及からは、アーティストとしてのスピリットが感じられます。それもそのはず、現リーダーのミャットゥーは、ビルマの人気バンド「SUPER STAR」の元メンバー。メースウィのアルバムのバック演奏に参加したこともあるそうです。したがって、BLACK ROSEの活動は、基本にあるのは音楽好きのロック集団ということでしょうが、単にそこにとどまらず、多くのサポートメンバーが支える「地に足のついた」ものとなっています。ステージに登場する演奏者たちは、ボーカルを含めて主に6人ですが、BLACK ROSEの全メンバーの数は、20名近くにものぼります。ミキシング専門の担当者など、音作りにおいて重要な裏方が充実しているのです。そして音響関係の機材も、自分たちの納得がいくサウンドとなるよう、整えているそうです。 そんなBLACK ROSEのオリジナル曲は、現在のところ14〜15曲あります。ぜひとも聴きたいところですが、現在のところ未発表。ハードなサウンド追求へのこだわりゆえ、「まだその段階ではない」とのこと。納得がいくまで高めていき、充分に仕上がったところで、ひとつのアルバムとして日の目を見る可能性があるようです。在日ビルマ人の中には、自分でアルバムを制作して、それをビルマで発売するアーチストがいます。BLACK ROSEにとっても、これはひとつの目標となっているようです。 結成10年のBLACK ROSE。今後一層の活躍が期待されます。 |
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